オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

エヴァる

 「佐藤さんって、エヴァみたい。」

 

彼女の予想が出来ない質問には慣れていたけど、今回は違う路線だった。

 

「エヴァンゲリオン?」

「そう。エヴァエヴァ。」

 

俺の何処がエヴァなんだろう。

顔?

色?

 

「佐藤さん、全体的に細いしパーツが長いから、エヴァに似てるなーって。」

 

とりあえず、顔じゃなくて良かった。

 

彼女が言いたかった事をまとめてみると、体が逆三角形で、腰が細くて、足と腕が長い。

といった所だろうか。

 

エヴァか。

初めて言われたな、そんな事。

 

ノーコメントで呆然としている俺に、彼女はこう言った。

 

「ねぇねぇ、エヴァってみて!」

 

エヴァる。

 

生まれて初めて聞く動詞だ。

 

意味を聞くと、お腹を引っ込めて肩を少し上げ、両腕をぶらーんとする事らしい。

 

「また今度な。」

 

さすがの俺も、スーパーの肉売り場では出来なかった。

 

彼女の脳内は不思議過ぎて、少し理解に苦しむ時がある。

でも、そんな彼女も、俺は大好きだ。