オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

彼女のスイッチは右の胸

 

前にも書いたけれど、俺のスイッチは背中にある。

彼女に両腕で抱きしめられると大抵スイッチが入り、俺はたまらなく彼女が欲しくなる。

 

じゃあ、彼女のスイッチは何処なのか。

それは、彼女の右の胸。

 

彼女は言う。

 

「佐藤さん左利きだから、どうしても右に行っちゃうんだね。」

 

俺自身、そう意識した事はない。

でも、今までそんなに感じなかったのに、俺のおかげで感じるようになったらしい。

だから。

 

「佐藤さんが、私の右胸にスイッチを作ったんだと思うの。」

 

そう俺に訴える。

 

「じゃあ、試してみる?」

 

彼女は複雑な表情をして、首を横に降った。

でも俺は、彼女の口元が微かに緩んでいるのを見逃さなかった。

 

俺は彼女の右胸を掴み、唇を這わせた。

 

彼女の体が僅かに跳ね上がり、全身に力が入ったのがわかる。

更に愛し続けると、彼女の頬が紅潮し始めた。

 

やっぱり、ここがスイッチなんだな。

 

そう思っていたら、彼女が俺の背中に両手を回してきた。

それをやったら止まらなくなると言ってあるのに。

 

まさかのスイッチ返しに抗う事無く、俺は彼女への欲情をそのままぶつける。

彼女が動けなくなるまで。

 

 

君の右胸にあるスイッチは、俺のものだよ。

俺が作ったんだから、誰にも触れさせないで。

もちろん、他の場所も。

 

君の体も心も、全部俺だけのものだから。