オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

愛しているから感じて欲しい

 

「佐藤さんって、どうしてこんなに上手なの?」

「何が?」 

「エッチが。」

 

またしても、彼女に意表を突かれてしまった俺。

しかも、愛し合った後に。

 

 

彼女からの唐突な質問は今に始まった事ではないけれど、今回は特に磨きがかかっていた。

でも、子供のように純粋な気持ちで問い掛ける彼女を、無視する事は出来ない。

 

「上手か下手かは別として、結美を愛しているからこうやって抱くだけだよ。」

「でも、いつも気持ちいいよ?どうして、そういうことわかるの?」

「結美の反応を、ちゃんと見逃さないようにしてるだけ。」

「ふーん・・・。」

 

なんだか、少し不服そうな彼女。

 

「こっちにおいで。」

 

俺はあぐらをかき、彼女を上に座らせ抱きしめた。

 

「俺はね、結美に感じて欲しいだけだよ。

男は、好きな人に沢山気持ち良くなって欲しい、そう思うものだから。」

「私は、佐藤さんにも沢山感じて欲しい。」

 

 

ぷっ(笑)

 

 

あんまり真剣な目をして言うから、なんだか笑えてしまった。

可愛いな、ほんと。

 

「大丈夫だよ。

結美が感じている時は、同じぐらい俺も感じているから。」

「ほんと?」

「ほんと。」

「そっかぁ。良かった。」

 

そう言いながら、俺の首に腕を巻き付け、頬を摺り寄せる彼女。

そんな彼女に、俺はたまらなく愛しさを感じた。

 

俺は、彼女が気持ち良くなってくれればそれだけでいい。

自分の事は二の次ぐらいにしか、本当は思っていない。

 

俺は、彼女に沢山の悦びと幸せを与えたい。

俺と一緒にいる間は、いつもそれを感じていて欲しい。

 

それは、俺にしか出来ない事だと信じている。