オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

君しか欲しくない

 

「少しの時間でもいいから、やっぱり会いたい・・・。」

 

彼女のメールを見て、俺はすぐに車を出した。

 

 

「会える日が減っても、怒らない・・・?」

「怒らないよ。」

 

「買い物してて、こうして疲れちゃうような私でも、嫌にならない・・・?」

「ならないよ。」

 

「会えない時、浮気しない・・・?」

「しないよ。」

 

 

少し眩暈がしてベンチに腰かけていた彼女の口は、不安と心配からか止まらない。

 

馬鹿だな。

何も心配する事なんて無いのに。

 

「大丈夫か?歩けるか?」

「うん。もう、大丈夫。ありがとう。」

 

車に戻り、俺は助手席のシートを倒して彼女を寝かせた。

 

「もう少し休んでから帰った方がいい。」

「うん。」

 

俺はそっと彼女を抱きしめ、髪を撫でた。

 

「ねぇ、エッチなこと出来ないと、浮気しちゃう?」

「しないよ。」

「浮気、上手に嘘ついてくれたらしてもいいよ?」

 

俺は彼女の鼻をつまんだ。

 

「いったーい!なんでそういうことするのぉー。」

「結美が変な事言うから(笑)」

 

浮気なんて、する訳がない。

俺には、彼女以外の女性は必要ない。

まったく興味も無い。

 

君はただ、確かめたいだけなんだよな。

しないってわかっていても、「しないよ」って俺に言って欲しいんだよな。

 

大丈夫だよ。

俺は、君しか欲しくないから。

今も、これからもずっと、俺の女は君だけだ。

 

「会いたい」って言ってくれて、ありがとな。