オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

愛し合う事しか出来ない

 

「私がもう会えないって言っても、また会えると思ってた・・・?」

 

ふいに、心を落ち着かせた彼女が聞いてきた。

 

 

「思ってたよ。」

 

俺は、そう言いながら彼女の髪を撫でた。

 

「いつも、私ばっかりバタバタしてるね・・・。」

「状況が違うんだから、仕方ないよ。」

 

「ごめんね・・・。ありがとう。」

 

俺は、申し訳なさそうに、恥ずかしそうに言う彼女を抱きしめた。

 

もう一度心を向き合わせた俺たちは、いつものように自然に求め合った。

会えなかった時間の寂しさを埋めるように。

この時間の中でしか感じられない想いを、求め合った。

 

 

息が苦しくなるほどの、激しいキスと愛撫。

耳元で聞こえるのは、彼女の熱い吐息と、可愛い喘ぎ声。

 

「もっと。もっと声出して。」

 

恥じらう彼女を、俺は容赦しない。

 

「まだだよ。もっと、聞かせて。」

 

彼女の瞳が潤んでいく。

 

俺に支配されたくて、俺だけのものになりたくて。

自ら、心と体を開いていく。

 

「首、絞めて・・・。お願い・・・。」

 

俺は目を開けてキスをしたまま、彼女の細い首を絞めた。

苦しみの中に悦びを見つけた彼女は、こう言った。

 

「このまま、死んでもいい・・・。」

 

俺たちは、愛し合う事しか出来ない。

離れる事なんて出来ないんだよ。

それは、出会った時から決まっていたんだ。

 

彼女の体に、俺の汗が落ちていく。

愛しくて愛しくてたまらない、彼女の体に。

 

「俺の・・・?」

「ああ、俺のだよ・・・。誰にも渡さない。」

 

そして、彼女は涙を流しながら、快感の波にさらわれて行った。

汗にまみれた、熱い体のまま。

 

結美

もう、何処にも行くなよ。

ずっと、俺のそばにいてくれ。

 

ずっと。