オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

早く会いたい

 

会えない日が続くと、想いが募る。

 

会いたい想い。

触れたい想い。

愛しい想い。

 

すべての想いが、心に溢れる。

 

今頃、どうしているのだろう。

ふと、家庭の中に居る彼女を思い浮かべる。

 

エプロンをして、家事をこなしているのだろうか。

それとも、

俺との時間を思い出し、心の中に居る俺に、

笑顔で話しかけてくれているだろうか。

 

彼女は二つの世界を生きている。

いや。

役の数で言えば、三つだ。

 

妻としての彼女。

母としての彼女。

そして、恋人としての彼女。

 

彼女は言う。

 

「私が女でいられるのは、佐藤さんと一緒に居る時だけ。」

 

そんな彼女の前に居る俺は、もちろん男としての俺。

旦那のように、夫としてではない。

 

俺たちは夫婦にはなれない。

ずっと、男と女。

彼女はそれを望んでいる。

彼女には、それを望む事しか出来ない。

 

俺はそれでもいい。

夫婦になれなくても、一緒に暮らせなくても、

ただ、愛し合って生きていければ、それでいい。

 

会いたい時に会えなくても、

触れたい時に触れられなくても、

彼女との繋がりがあれば、それだけでいい。

 

「早く、会いたい。」

「早く、会いたいね。」

 

綺麗に重なるその想いさえあれば、俺は生きていける。

これからも、ずっと。