オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

愛し、愛される喜び。

 

俺は、今までこんなに人を愛した事が無い。

こんなにも、人を大事に思った事も無い。

 

俺は彼女と出会い、人を愛する喜びと、人に愛される喜びを知った。

 

 

今までの俺の人生の中に、心から幸せを感じる事など無かった。

でも、今は彼女と過ごす時間の中で沢山の幸せを与えてもらっている。

 

だから、俺も彼女に喜びと幸せを同じように感じてもらいたい。

その為なら、俺は何でもする。

 

彼女は結婚している。

普通なら、その生活の中に幸せがある筈だ。

無論、母親としての幸せはあるだろう。

彼女は自分の子供を愛していて、精一杯愛情を注いで育てているから。

でも、女性としての喜びを感じる事は無いと寂し気に言っていた。

 

俺に出来るのは、その部分を埋めてやる事だ。

それは義務感でも慰めでも同情でもなく、自然に心が思う事。

自分の愛した人に喜びを感じてもらいたいと思うのは、ごく当たり前の事だと俺は思っている。

 

彼女は、いつも俺に幸せを与えてくれる。

俺は、それに負けないくらいの幸せを彼女に与えたい。

人を愛するというのは、見返りなど求めず、相手に愛情を注ぐ事ではないだろうか。

どうしたら相手が喜んでくれるか。

どうしたら、相手が幸せを感じてくれるのか。

人を愛おしむという事は、それをいつも心に抱いていられる事のような気がする。

 

俺は、これからもずっと、彼女の幸せを考えて生きていく。

そうする事が、そうして過ごす事が、俺自身の幸せにも繋がる。

それも、彼女が俺に与えてくれた幸せの形の一つだ。

 

君は俺にとって最後の女。

こんなに愛せる女には、もう出会う事は無い。

出会いたいとも思わない。

 

俺には、君以外の女は必要無いんだ。