オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

彼女のすべてを支配する

 

俺は彼女を抱く時、体だけではなく、彼女の心も一緒に抱く。

そして、彼女のすべてを俺のものにする。

 

時には優しく、時には激しく。

彼女の表情や声を頭の中に焼き付け、彼女の愛を確かめる。

 

彼女は時々、俺にこう哀願する。

 

「お願い。もっと支配して・・・。」

 

 彼女はきっと、愛し合う時間の中で自分のすべてを俺に捧げたいんだと思う。

すべてを捧げ、俺だけのものになりたい。

そう願っているんだと思う。

 

俺は彼女の願いを聞き入れ、少しだけ彼女を手荒く扱う。

彼女の長い髪を持ち、後ろに強く引っ張り、感じている彼女の恥ずかしそうな顔を露にする。

すると、今にも泣きそうな顔をして、彼女は俺を見つめる。

 

「全部、俺のもの・・・?」

 

「あぁ、そうだよ。全部俺のだ。」

 

涙が、彼女の頬をつたう。

 

俺と一緒に過ごす時間。

俺と愛し合う時間を生きる自分が、本当の自分なのだと、彼女は実感したいんだろう。 

ただ快楽だけを求めて、彼女は哀願しているんじゃない。

本当は俺だけのものになりたいのに、本当は俺だけと生きていきたいのに、それが叶わない。

その歯痒さから、せめて、愛し合える時だけでも・・・。

そんな切ない思いを、見つめ合う彼女の瞳から感じられる。 

 

だから、俺は応える。

大事な彼女の体を痛みが残るほど強く抱きしめ、冷酷な眼差しで彼女を上から見下ろす。

紅潮した彼女の体は更に反応し、俺を求め続ける。

 

まるで俺たちしかいない世界にいるような錯覚の中で、俺たちは一つになる。

その時、彼女は俺の体の一部に。

俺は、彼女の体の一部となる。

 

俺のすべてを溶かすような熱を感じながら、俺は彼女のすべてを支配する。

 

お前は俺のものだ。

誰にも渡さない。

 

その思いを、彼女は俺の目から感じ取る。

そして、喜びを感じながら堕ちていく。

 

動けなくなった彼女の体を抱き寄せ、俺は汗を帯びた彼女の髪を優しく撫でる。

俺の腕の中で彼女が幸せを感じる時、俺は最高の喜びを感じる。

 

俺が本当に支配したいのは、君の心だ。