オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

離れていても

 

 

 

彼女はよく、俺の事を「外国の人みたい」と言う。

それは、俺が人前でも平気で彼女にキスをしたり、腰に手を当てながら歩いたりするから。

俺にとってはどれも自然な行動なのに、彼女は今でも時々戸惑う。

 

その時の恥ずかしそうな彼女の表情が、俺は大好きだ。

 

 ショッピングに行った時もそう。

下りのエスカレーターで、後ろにいる俺に話しかけようと振り返った彼女に、俺はふざけて上からキスをしようとする。

すると、彼女は慌てて自分のおでこを俺の唇に押し当てて防御する。

その動きが、なんとも可笑しくて可愛い。

 

「ほんとはイタリア人なんじゃない??」

 

真っ赤な顔をして、彼女はそう俺に言う。

 

「そうだよ。知らなかった?」

「え、そうなの??」

「なわけないだろ。」

「・・・・・・・・・。」

 

心の中で、俺は爆笑した。

 

彼女といると、本当に楽しい。

彼女がそばにいるだけで、俺はいつも幸せを感じる。

きっと彼女も同じで、俺との時間をいつも笑顔で楽しそうに過ごしてくれる。

 

週末は会えなくて寂しいが、今まで不安を抱いた事はない。

また月曜日に会える。

そう思いながら、俺はいつも週末をやり過ごす。

もう何年もそうしてきた。

そして、これから先も、ずっとそうしていく。

 

「ずっと、一緒だよ。」

 

これは、彼女が寂しくなった時に俺が彼女に送る言葉。

 

離れていても寂しくならないで。

俺は、いつも君の事を想っているよ。

 

そんな思いを込めた、俺の心からの言葉。

 

愛しているよ。

離れていても、俺はいつでも君を想っているから。