オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

君の所へ

 

彼女は既婚者。

だから、自分の時間が自由に作れない。

でも、俺は独身。

その違いは条件的に大きいけれど、俺が彼女の都合に合わせれば解決する事が出来る。

 

俺たちは、基本約束をする時は彼女のタイムスケジュールを軸にして考える。

二つの世界の中で生きている彼女は、いつも限られた時間しか自由にならないから。 

彼女は時々、その事をとても申し訳なさそうに謝ってくれる。

仕方のない事だと割り切っている俺に、そんな気持ちを抱く必要など無いのに。

 

 俺は彼女に会えるなら、彼女が動ける時には必ず車を飛ばす。

彼女に会う事が出来るなら、そんな事微塵も負担に感じない。

 

「急に時間が出来たんだけど、今からなんて無理だよね・・・?」

 

そう彼女からメールが届けば、俺は迷わずこう返信する。

 

「今から行く。」

 

迷う必要など、何処にも無い。

彼女が作ってくれた貴重な時間を無駄にする事なんて、俺には出来ない。

何年経っても、何回会っても、その気持ちは俺の中で変わらない。

 

だから、

君はいつでも俺に我儘を言っていいんだよ。

夜中だって早朝だって、俺は君の所へ飛んでいくよ。

 

それは、俺にとって当たり前の事だから。