オレガオモウコト

俺の愛している人は、結婚しています。

溺愛

 

「私は、貴方に救ってもらったの。」

 

俺と出会った事を、彼女はそう言葉にした。

それは、俺が彼女に言いたい言葉だった。

 

俺は、今までこんなにも人を愛した事が無い。 

そして、こんなにも人を大事に思った事も無かった。

 

救われたのは、本当は俺の方だ。 

 

 俺と彼女の関係を知っている友人が、会うといつもこう言う。

 

「相変わらず、溺愛してるなぁ。」

 

そうだよ。

俺は、彼女を溺愛している。

彼女との愛に、溺れている。

 

そんなこと、自分でもわかっている。

 

俺は彼女と出会うまで、呼吸はしていても「生きて」いなかった。

彼女と出会えたから、喜びや幸せをリアルに感じ、「生きている」実感を得られるようになった。

 

俺の「生」は、彼女によって救われたんだ。

 

彼女の笑顔は、俺を幸せにしてくれる。

彼女の存在そのものが、俺の心を満たしてくれる。

彼女への愛が、俺の生きる喜びのすべてになる。

 

だから、このままずっと、溺愛していたい。

彼女のことを。